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花澤香菜「武士としか言いようがないモードも」 キラキラショット見逃さないで アニメ「花野井くんと恋の病」

发布时间:2024-04-04 人气:19 作者:郝

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4月4日(木)午後11時56分放送スタートのアニメ「花野井くんと恋の病」(TBS系)で、花澤香菜が主人公・日生ほたるの声を演じる。花野井くんとほたるの恋を描く今作への意気込みを聞いた。

【はなざわ・かな】東京都出身。「PSYCHO―PASS(サイコパス)」の常守朱、「鬼滅の刃」の甘露寺蜜璃、「ゼーガペイン」のカミナギ・リョーコ役などを務めた。アーティストとしても活動している。

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 ▼記者 この作品にどんな感想を持ちましたか。


 ★花澤 オーディションを受けたんですけど、その時に原作を読ませてもらったら、止まらなくて。少女漫画なので恋愛の要素もたくさん詰まっているし、恋というものに向き合って、分析しながらお互いちょっとずつ寄り添いながら進んでいく。その進み方がすごくすてきだなと思いました。

 ▼記者 演じているほたるちゃんの印象はいかがですか。


 ★花澤 ほたるちゃんはとにかく思いやりがありますよね。恋とか関係なしに、花野井くんにかける言葉がすごく優しかったりとか、相手のことを考えすぎちゃうぐらい考えたりしているなというのは思います。自分の譲れないところはちゃんと一本芯が通っていて、たまに武士みたいになるときもあります。普段の優しい感じとのギャップが面白いです。

 ▼記者 武士みたいになるというのは、勇ましい感じですか。


 ★花澤 花野井くんと例えば、これからどうしていこうかっていう打開策を見つけていく時に、何々をしましょうという、決意表明みたいなのとか。女子高生じゃない感じで、これは武士としか言いようがないモードに入ります。

●●●●(ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会)

 ▼記者 ほたるちゃんに共感するところは。


 ★花澤 彼女は割とトラウマがあって、どうしたら人を傷つけないかということを考えながら生きていると思います。私はそういうのではないですが、子役をやっていて、割と人の顔色をうかがう時間が長かったかもしれないので、そういうところにすごく共感します。何か一言発する前に、考えちゃう。これは言って大丈夫かな、という感じです。

 ▼記者 演技してみてどうでしたか


 ★花澤 難しかったです。ほたるちゃんに関しては、彼女の性格をくみ取りすぎちゃうと、大人っぽく聞こえすぎてしまって。逆に恋愛に関していうと、経験がそもそもないので、どういう気持ちかが分からない。ピュアさが前に出る方がいいのかな、と現場ですり合わせていきました。高校生の女の子というより、中学生を演じるぐらいのテンション感で臨んでいたと思います。

 

【② 花野井くんはアリかナシか】目次へ戻る

花澤香菜

花澤香菜

 

 ▼記者 アフレコの現場の雰囲気はいかがでしょう。


 ★花澤 キャストは割と同世代が多くて、もう完全に高校生の、なんか淡い恋愛にやられちゃう。本当にもう花野井くんはアリかとか、ほたるちゃんの行動、勘違いしちゃうよね、とか、そういう会話が尽きない現場でした。めちゃくちゃ楽しかったですね。

 ▼記者 花野井くんはアリかナシか、みたいな話で盛り上がったとおっしゃっていましたが、花澤さんはどうですか。


 ★花澤 アリ、アリアリです。重くていいですね。愛情表現って難しいじゃないですか。見返りがないと不安になっちゃったりする。花野井くんの真っすぐさというか、恥ずかしがらずに、自分の気持ちをまっすぐ伝えてくれる。大事にしてくれるし、何より、口だけじゃなくて、きちんと行動で示してくれるところが本当に信頼できる男だな、と思います。男も女も行動力があるというのは素晴らしいことですよね。

●●●●●(ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会)

ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会

 

 ▼記者 花野井くん役の声優、小林千晃さんの演技については。


 ★花澤 私、千晃くんとがっつりこんなに絡む役というのは初めてで。同じ事務所なので、デビューの頃から知っていて、ずっと応援してたんですよ。なので、その現場で、こんなに掛け合える役ができてすごくうれしくて。千晃くんの声ってこんなに色っぽかったかしらって思うぐらい、花野井くんの色気と千晃くんの声の色気が合わさって、最強人間が生まれました。すごくささやいてくれる場面があるんですけど、終わった後に、マジでありがとうって言っちゃいました。多分、視聴者の花野井くん推しの人たちも画面に向かってありがとう(となるのでは)。そのぐらいすてきでしたね。

 ▼記者 普通に花野井くんファンになりますよね。


 ★花澤 かっこいいです。ほたるちゃん以外の人に冷たいところとかも、他の人にいい顔しないのね、いいねそれ! みたいな感じになりましたよ。

●●●●●(ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会)

ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会

 

 ▼記者 笑顔も見せない。


 ★花澤 屈託のない笑顔がもったいないですよね。ほたるちゃんにしか見せない。

 ▼記者 見どころを教えてください。


 ★花澤 最初はほたるちゃんがどういう女の子なのかが、しっかり描かれます。高校生の楽しい日常というより、彼女がどんなことを考えているのか、分かるような演出になっています。そこから花野井くんと出会って、徐々に何か画面がキラキラしてくるんですよね。花野井くんのすごくかっこいいキラキラショットをぜひ見逃さないでほしいです。「キター!」って言っちゃうぐらいかっこよかったです。
 少女漫画でよくある、ここ決めようみたいなカットがどんどん出てくると思うので楽しみにしていて下さい。花野井くんがヒロインかなって思いますよね。ほたるちゃんあんまり動揺とかしないし、見てて安心するような感じなので、どちらかと言うと、花野井くんの方が心の動きは上下してるかもしれない。

●●●●●(ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会)

ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会

 

 

【③ いくつになっても少女漫画は】目次へ戻る

 

 ▼記者 ほたるちゃんは食べることが好きということですが、このごろ花澤さんが食べておいしかったものは。


 ★花澤 とっても大きい恵方巻き。毎年お仕事終わりにスーパーで買っていましたが、今年は予約しました。マグロといくらが入っていて、ちゃんと東北東向いて、食べました。口外しちゃいけないけど、一口目でおいしくて「うわっ」て離して(笑)。黙々と食べられなかったんですけど、すごくおいしかったです。

 ▼記者 パンがお好きですが、最近も食べていますか。


 ★花澤 本当になんか気づいたらパン屋に吸い込まれていて。収録スタジオが普段あまり行かないところだったので、パン屋さん調べもはかどりました。一緒のアフレコ現場だった(声優の)木村良平くんにお薦めのパンあるって聞かれて、教えたらすぐ買ってきて、「食べたよ、うまかったよ。間違いないね」とお墨付きをいただきました。

●●●●●(ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会)

ⓒ森野萌・講談社/『花野井くんと恋の病』製作委員会

 

 ▼記者 原作は少女漫画。少女漫画を読む時に、年を重ねて何か読み方は変わりましたか。


 ★花澤 少女漫画を読み出した頃は、もしかしたらこういう恋愛を中学生、高校生になったらできるのかもって理想を見ながら読むわけですよね。あたかも現実のことのように読むんですけど、大人になって少女漫画を読むと、こうあってほしいよね、みたいなことと現実のギャップが、ファンタジーとして楽しめますね。いくつになっても少女漫画って楽しいと思います。

 

【④ 家の壁にぶつかって練習】目次へ戻る

花澤香菜

花澤香菜

 

 ▼記者 花澤さんが高校時代、影響を受けた物は。


 ★花澤 初めてアニメのヒロインをやらせてもらったのが高校生の時。「ゼーガペイン」という作品なんですけど、今の人生に影響していると思います。子役をやっていて、セリフのある役はそんなにやったことがなかったのに、その時は台本をめくってもめくってもセリフがあって。「キャー」というセリフを、家で壁にぶつかって練習したことを思い出します。
 あの時出会った先輩たちには、本当にありがとうございました、という気持ちです。

 ▼記者 学校行事は楽しんでいましたか。


 ★花澤 高校生の時は生徒会の副会長をやっていました。副会長は会長よりも全然やることがないので、一番いいポジションなんですよね。でも会長がいなくて、体育祭の開会式の言葉を急きょ私が言わないといけない時に、普段からやっておくべきだったなと思いました。何にも言えなくて、「始めよー!」って(笑)。もう駄目だこりゃみたいな。しっかりしろよって感じでしたけども。

 ▼記者 どんなイベントが好きでしたか。


 ★花澤 文化祭ですね。演劇部ではなかったのですが、担任の先生が演劇好きな人で、有志を集めて出し物をしました。お稽古して楽しかったです。クラスメートと役名で呼び合ったのとか、かわいいと思いますね。

 ▼記者 昨年声優デビュー20周年でした。高校時代と現在では、変わりましたか。


 ★花澤 20周年だからというよりは30代になってから、現場の居心地がすごく良くなって、何をするにも、何か楽ちんになってきたなという感じはします。それは楽にお仕事できるということではなくて、あんまり変なところに気を遣わなくなったというか。10代の頃は、皆さんより全然経験値が少なすぎて、本当に下手くそだなと思いながらやっていましたが、そういうこともなくなりました。
 一番若くて座長になるっていうのは割とあることで、新人でそういう現場を多くやらせていただいていましたが、たとえ座長だったとしても、先輩方を気遣うなんて余裕がなかったんですよね。そういうのも今は自然にできるようになったというか、何を話しかけても良かったんだなって、別に天気の話でよかったんだなと。こういうお芝居ってどうやったらいいんですかねみたいな、そんな真面目なこととか。そこにどういう自分がいたらいいのか、が分かるようになったのは大きいですね。

 ▼記者 逆に変わらないことってあります?


 ★花澤 相変わらずぼーっとしてますね。私無限にぼーっとできるんですよ。高校時代は、何とかしてぼーっとするなって、自分の尻をたたきながら過ごしていましたが、今もそうですね。やることはたくさんあるので、全部終わらせてからぼーっとする時間をつくろうという風に変えましたね。

 ▼記者 ぼーっとしている時はどんな風ですか。


 ★花澤 無なんです。主にドラマとかバラエティーを見ています。何も考えずにただただ、栄養摂取するみたいな、そういう時間が私にとってのぼーっとするなんですけど。そういうときの姿とかちょっとお見せできないんですよ。だらっとしてます。必要な時間ですね。

 ▼記者 これからやってみたい役はありますか。


 ★花澤 チャンスがあれば、いろんな役をやらせてもらいたいです。今やっているだけでも、ほたるちゃんもそうですけど高校生の日常生活を描くものだとか、お母さんの役、小学生や動物の声とか、幅が増えてきた感じなので、その分も深みが出せるように、たくさんの経験を積んでいきたいです。



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